春になりキャンプするにも気持ちの良い気候となってきました。
キャンプやバーベキューではやっぱりタープが需要なアイテムとなります。日よけ、雨除けとなりサイトの顔、リビング空間となるタープがあるのとないのでは、居心地が大きく変わります。
中でも開放感があり、簡単に設営でき、コンパクトに収納出来る【ヘキサタープ】が個人的には一番おススメです。
しかし慣れるまでは設営が難しいのも事実です。
ちゃんと張れていないダラーンとしたシワシワ状態で風にユラユラ揺られている残念なタープの姿をキャンプ場に行くと必ず見かけます。
せっかく気に入ったギアを買ったのなら、しっかりと設営し機能的にかっこよく使用したいですよね。
今回は誰でも簡単に一人で張れるオープンタープの張り方を紹介いたします。
MSRやsnow peak、ユニフレーム、DDタープからもヘキサ、レクタ、スクエアなどの色々な形のオープンタープが様々出ていますが、基本的にはどれも同じ手順です。
目次
タープの張り方

必要な物

・タープ本体
・ポール
・ペグ
・ハンマー
基本的にこの4つの道具があれば設営出来ます。
手順
まずは幕本体を広げます。

次にメインのガイロープのペグダウンです。


ロープと反対方向に斜め45度でペグダウンします。


3カ所(ポール、張り縄2本)で適度なテンション(引っ張る力)がかかっていれば、自立してくれます。


この時点でメインポール2本は逆ハの字にしますが、ハの字にするやり方もありますがやり易い方で大丈夫です。
次は横2か所のガイロープをタープの先の三角から直線上に伸ばしペグダウンします。


これで一応、形にはなりました。
しかしこの状態では全体的にテンションがかかっていないので、天井が低く、幕がピンと張られていないので撥水効果も弱いです。
ガイロープに付いている自在で全体的に少しづつテンションをかけていきます。
順序としてはメインポールのある中央のライン、山で言うところの稜線部分をまずはしっかり張ります。
ここがたるんでいると、両サイドをどんなに張ろうとしても美しいラインは出ません。
そのあと残りのロープを微調整していきます。

皺が出来てしまったら、どこかのロープのテンションが強く、どこかのテンションが弱いか、ペグの位置が悪いです。
下の場合ですと、一番下のロープのテンションが弱く、シワのある左右のテンションが強めだと思います。

めんどくさいので下のロープだけ引っ張り大きなシワは消えました。

あとはひたすら微調整です。
全てのロープのテンションはかなり強めにかけちゃってください!
良く言われるのが『指ではじいてビーンと鳴るくらい』
微調整が終われば完成です!



一番初めに全部のロープをペグダウンするやり方もありますが、ペグの位置決めが難しく、綺麗に張るには何度もペグを抜いて打ち直す事になるので、慣れるまではその都度ペグの位置を微調整してからペグダウンした方が良いと思います。
オープンタープはサイドポールで入口を高くしたり、日差しを遮るために片方の面を地面スレスレまで低くしたりと、非常に様々な形状に自分の好みで変形出来るのも魅力の一つです。
設営に慣れてきたら色々アレンジや応用をし試してみてください。
レイアウトの注意点は?

タープは日除けに使う物
一般的にはタープは日除けです。
そしてもちろん、太陽は東から西に移動します。
東西に張ってしまうと、西陽をもろに浴びることになり日除けの意味をなしません。
それを考えてレイアウト、、、。
風の通り道を作る
タープを張る時に、風を通してあげる事も必要です。
風が通らずに幕に風が直撃すると耐えられずペグがすっぽ抜けたりして思わぬ怪我に繋がる可能性もあります。
風上をタープの頂点に、風下をその対角線にすると、風の通り道がタープ内に出来てスッと逃げてくれます。
しかし、風向きは当然変化します、、、。
とりあえず大事な事は、
強風時はタープは張らない!
風の通り道を考えてあげる!
太陽の動きを考えて配置を決める!
以上の事から、
タープのレイアウトの正解は無いです!!w
初めはそこまで深く考えずに、好きなように張ってみて良いと思います。
おすすめのヘキサタープは?
個人的にはファミリーやグループで使用するならこれ一択です。
遮光性抜群です!真夏の日差しもしっかり濃い影が出来ます。
色や形の見た目も本当にかっこいいです。
ソロや2人で使用するにはやっぱりテンマクデザインのコチラがおすすめ。
TULSATIME ムササビウイング”が tent-Mark DESIGNSとコラボレーション をした、張った姿がムササビのような形でメチャクチャかっこいいタープです!
私もTCウイングを買う前は子供も小さかったのでこちらのTC生地のムササビをずっと使用していました。
コットンバージョンもあります。
所有しているおすすめの道具

ポール
黒のポールはやっぱりコレ。
ニーモです!
赤いポールもオシャレで迷いました。
というか、今でも欲しい、、、。
ハンマー
バカにしているのか!?と思うような価格ですw
キャンプを始めたころは『誰がこんなん買うか!?』と思っていましたが、ハンマー3個目にしてこれに行きつきました。
打った時の感触が素晴らしいです。
まぁ、ハンマーはコールマンやロゴス、キャプテンスタッグ等からたくさん出ており好きな物を使えば良いです。自宅にあるトンカチでも代用出来ますし。
ただ、セットで付属されている物はやめた方が良いです。
全然打ち込めず使い物にならないです。
打撃部が銅ヘッドのPro.Cがおススメです!
その他のPro.Sとかは他と大差ないと思います。
ペグ
これも付属の物は予備の予備程度と考えて保存しておきましょう。
おすすめはやはりスノーピークの【ソリッドステーク】です。
王道ですが、最強ペグと言われているだけの事はあります。
メチャクチャ固いサイトにペグを打たないといけない事も多々ある中、ガンガン刺さっていきます。
なんとアスファルトにも刺さります!
テントは20cmでも良いと思いますが、タープは風の影響も受けやすいのもあり出来れば30cmのペグがあると安心です。
ソリステとPro.Cのセットもあります。
ソリステに対抗する鍛造ペグがたくさん出ていますが、その筆頭が村の鍛冶屋【エリッゼステーク】。
エリステですね。
少し短く28cmですが価格がソリステに比べリーズナブル。
どちらも所有してみてそこまでの大差はないと思いますが、気持ちソリステの方が強靭感がある気がしています。
好みで選んでください。
ただ、ここ最近はペグの数も多くなりペグケースにハンマーを入れるとかなりの重さになるのでこちらに移行しつつあります。
感動レベルの軽さですw
イーストンペグについてはこちらもどうぞ。
まとめ
シワの無い美しいタープを一発で張るのはベテランでも至難の技です。
何度も繰り返し、タープの周りを何周もしながら微調整していけば、必ず美しく張れます。
コツというか結論を言ってしまうと、たくさん張ってみる事!w
これに尽きます!
経験を積み慣れてしまえば、大きなタープでも10分程度で設営できてしまいます。
自分が張ろうが人が張ろうが、美しく張れたタープを見ているだけで、私はおいしいお酒が飲めてしまいますw
なんせ、タープの設営は楽しいです!
是非みなさんもお気に入りのタープを見つけ、素敵なキャンプライフを送ってください。
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