こんにちは。
今回はファミリーキャンプ歴10年のとむりっくがじゃじゃ馬として有名なケロシンランタンPetromax hk500を使用して、実際に起こった不具合やよくある不具合、その対処法をまとめてみました。
同じような症状で悩んでいる方や、購入したいけど不具合が怖くて買うのを迷っている方の参考になれば幸いです。
ただ、部品の交換を含め本体をいじる場合はくれぐれも自己責任でお願い致します^_^
控えめに言って、最高のランタンなのは間違いありません!
目次
ペトロマックス点灯前のチェック8項目
まずは、PETROMAX HK 500を正常に点火させるための一番大事な確認箇所です。
使用前には必ず下記を確認しましょう。
①ガスチャンバーの増し締め
②ノズルの増し締め
③ニップルの増し締め
④圧力計、圧力調整スクリューが緩んでないか
⑤グリップホイールの矢印は上向き
⑥予熱バーナーは閉まっているか
⑦ポンピングは赤い線の少し下
⑧プレヒートは最低でも90秒以上
普段使用している方は当たり前のように毎回この工程を行っていると思いますが、私は忘れないように書き留めておきます。
この項目を全て行っても何か不具合が出る場合は日本正規輸入代理店のスター商事さんに問い合わせると詳しく教えてくれます。
では、次から実際に起こった不具合と、その時の対処法を説明していきます。
ペトロマックス 大炎上
購入前にネットでペトロマックス所有者のブログを読み漁っていると、
この『炎上』というキーワードがかなり出てきました。
幸い私はそれを知ってビビッて、慣れるまでは慎重に慎重に作業を行ったので一度も経験はしていませんが、これはかなり怖い事です。
キャンプ中に他の道具に燃え移ったら大惨事ですね。
自分はもちろん家族や友人のテンションも下がってしまいます。。。
ただ、この炎上の原因はほとんどがプレヒート不足(予熱不足)によるものです。
灯油はガソリンと違い揮発性が低いので気体ににくく、パイプ(ジェネレーター)がしっかり温めていないと灯油が十分気化しません。
ジェネレーターで気化した燃料を空気と混ぜた混合気をマントルに吹き付けて発光させているので予熱をしっかりとするのが何よりも一番大事です。
やり過ぎなくらい炎を当てましょう!
万が一炎上してしまったら、すぐに圧力計の右に付いているネジを回して圧力を抜くと消火されます。
再度十分にプレヒートを行い温度を上げてから点灯すると改善されることが多いです。
予熱バーナーでも2分程度プレヒートを行えば安心です。
アルコールでプレヒートを行うのであれば、さらに時間をかけて予熱しましょう。
マントルが暗い(途中から暗くなる)

私は一番これに手こずりました。
マントルの発光が弱い(暗い)や点灯して数十分するとガタっという音と共に光が一気に弱くなってしまうという現象。
これ、本当テンション下がりますw
しかし、
この現象はノズルとチャンバーの増し締め、ミキシングチューブの高さ調整で解決します!
追記※熱膨張や劣化によりガスチャンバーやノズルが緩みガス漏れの可能性もあります!←詳しい記事はこちら
まずはミキシングチューブの調整から



マントルが黒くなる! 発光しないで一部だけ黒くなる!

これもよくある不具合として有名ですが、
ノズルとチャンバーの増し締め、
ニップルの増し締め、
クリーニングニードルの交換で解決します。
ノズルとガスチャンバーの増し締め
左がノズル 右がガスチャンバー 手で回して簡単に取り付けられます 毎回しっかり締めましょう
場所がズレたら一目でわかるようにガスチャンバーとノズルに油性マジックでラインを引いてみたのですが、2回使用したらほぼ見えなくなってしまいましたw
セラミックノズルとガスチャンバーは熱膨張により頻繁に緩んでしまいます。
その隙間からガスが漏れたり、最悪マントルと一緒に落下→炎上というケースも多々あるようです。
がっちり増し締めしたいところですが、元々付いている物は陶器製のため強く締めすぎると割れてしまうという残念な仕様なので私はこちらに交換しています。
これは長く使用するなら絶対に購入したほうが良い商品だと思います。
私は本体購入後即これを交換しました。
※追記 申し訳ございません。一概にステンレスが良い!という事では無さそうです。私は今セラミック(陶器製)を使用しております←詳しい記事はこちら
ニップルの増し締め
ニップルは付属品の専用スパナで時計回りに増し締めします。
クリーニングニードルの交換
こちらは説明書に記載されておりますw(ごめんなさい)
付属の工具で簡単に出来ます。
この針もすごく脆く、消耗品なので必ず一つは予備として持っておきたいパーツです。
マントルの破損! マントルから炎

マントルの破損、これはペトロマックスに限らずランタンを使用していたら起こることですw
だいたい私はインナーチムニーを入れるときや外すときに、ジェネレーターなどに触れてしまいマントルが破損してしまいます。
灰状になったマントルは非常に脆いです。。。(特にペトロマックス純正マントルは、、、)

残念ながら少しでも穴が開いたマントルは使用せずすぐに交換しましょう。
そのまま点灯をすると、マントルの穴から炎が出てしまいホヤに無理な熱が加わり最悪『パキッ』っとクラックが入ります。
少しくらい大丈夫と思っていてもホヤを交換する費用を考えたらマントルを交換した方が当然安くあがりますね。
これも予備は必要ですね。
マントルはいくらあっても良いので忘れないうちにストックしておきましょう!
こんなんはいくらあってもいいですからね!
大王マントルについてはコチラの記事もどうぞ。
まとめ

以上がよくある不具合と4その対処法です。
とにかく不具合は必ず起きます!
不純物の多い灯油を使用しているので数回点灯すれば煤も詰まってきます。
稀に何年も不具合の起きない物や、逆に初期不良で初点灯から燃料がどこかの穴から漏れたり等もあり当たり外れもあるようですが、しっかりと点灯前にチェックし定期的にメンテナンスや交換を行えば、長く愛用できるランタンです。
圧倒的な存在感、完成された外観、メインランタンとなる明るさから所有欲もメチャクチャ満たしてくれます。
ほとんどの不具合は上記のチェック8項目をしっかり行っていれば防げます。
是非、炎が心地よいケロシンランタンライフを楽しんでください!

我らがテンマクさんから素敵な木製ケースが発売されております!
自作しようと考えておりましたが、買っちゃおうかな~
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