LOCUS GEAR ソリスシルを買ってみた

ソリスシル初設営

前回のシェルターを悩んでいる記事で何個かある候補の中から悩みに悩んで私が買ったのは、知る人ぞ知るlocus gearのツインポールシェルタ-(ツーポールシェルター)のsoris sil、でした!
設営方法実際に使ってみた感想細部の情報をレビューします。
少しでもSoris Silを検討している方のお役に立てれば幸いです。

因みに、私の今の夢はフジカハイペットを持って冬キャンプに行く事です!

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Locus Gear とは

出典:locus gear

ローカスギアは、2009年に神奈川県相模原市を拠点に創業を始めたアウトドア・ガレージブランドです。
Khuhu(クフ)やKhahra(カフラ)が有名ですね。
日本発信のブランドとして、強靭かつ超軽量の素材にこだわり、機能性もデザイン性も高いシェルターやタープを中心に製造・販売。
特にシェルターは、フィールドに映える美しいデザインと厳選した素材を使用したことによる機能性の高さ、居住性を考慮したオプションの充実などで多くのクライマーから支持されています。

ソリス・シル

ソリスシル ローカスギアを原っぱで設営長さ 600cm x 幅 300cm x 高さ 185cm

カテナリーカットのリッジラインが美しい大型ツインピーク・ピラミッド型シェルター。
6〜8人のグループに対応するグループ・シェルターです。
使用素材は30デニールのリップストップナイロンにシリコンコーティングを施したシルナイロンを使用しています。
ポール2本と、14カ所ある裾のタイアウトに対する基本ペグダウン12本にて設営。
スタッフサックとガイライン込みで重量はなんと

1.87kg !!

これは事件レベルの重量だと思います。さらに収納もコンパクトです。
実際に手にとると、重さ、コンパクトな収納をさらに実感するはずです。
因みにスタッフサックも同じ素材。ソリスシルを収納した袋とポール大きさが分かり易い用にHelinox チェアワン(一番右)とヘリノックス ライトコット(真ん中)を並べています。
ソリスシルとヘリノックス 収納サイズと大きさコットが約1,2kg、チェアワンが960g。
この大きなシェルター(収納は小さな)が1,8kg。
実際に持つと本当に軽いです。
驚愕です。

Detail

ミニ・カラビナおよびミニ・ラインロック付きサイドループ用ガイライン3mx10本、2m x 8本が元々装着されています!
カラビナは嬉しいロゴ入り!ソリスシル 設営 カラビナガイラインの調節が楽なラインロック x 14カ所ソリスシル 設営 ガイライン

バグネット付上部換気口が2箇所あります。ローカスギア 通気口ショックコード付きエクストラ・ループ x 18カ所後述のポールの先端部内側もそうですが、頂点やペグループ部分等の負荷がかかる部分には、
ポリエステル基布にPVC加工仕上げを施した丈夫な生地やダイニーマ® クロスを使用し補強されていて本当に安心感が漂っています。私のシーラーの塗り方が適当(汗)ですが、裾部分も補強がされています。シェルターの裾部分。
一番伸ばしたこの状態でテンションを少しかけてしまうと、ピンと張るためさらにテンションをかけようとする時に、内側の先端(結び目)を引っ張ってテンションをかけるのが非常に力がいるので、
このように、予め指で持つくらい少しの余裕を持たせて設営を始めると後々楽です。最初は気づかなかった【Made in Japan】のロゴ。幕の内側にあります。ローカスギアの新ロゴ。ジッパー部にあるので2か所貼られています。スタッフサックにはこちらのタグ。

どちらもカッコイイですね~
因みにジップはYKKです。

設営方法

まずは袋から出した状態。しわくちゃです。ローカスギア locus gear 収納方法幕を長方形に広げます。ローカスギア locus gear 設営方法どこが角か分からなくなるので真ん中のライン上に二箇所ある黒い通気口の天上部分や、両サイドにあるジッパーを目印にしましょう。超軽量のため風が吹くとすぐにズレてしまうので、一ヶ所づつ四隅を見つけたらとりあえずすぐにペグで仮止めしていく方がやり易いです。
ある程度キレイに長方形になったらしっかり4か所をペグダウン。風下側のジッパーを開いて中に入り込みポール2本を立てます。風上のジッパーを開けると風が幕の中に入り込んで設営がやり難くなります。
ポールの長さはだいたい185cm前後が目安のようです。
こちらはまず1本立てた状態。現時点でしわくちゃで心配になりますwソリスシル 設営そしてもう一本のポールも立てます。

中を見るとこんな感じ。ポールの先端が当たる一番負荷のかかる天上部分はしっかりと補強されています。2本のポールを立てたらシェルターが立ち上がるので、外に出てジッパーを閉めます。
そして残りの8か所をペグダウンします。(長辺3か所x2、短辺1か所x2)
そしてガイラインで少しづつバランス良く引っ張って、出来上がり!
若干足元が上がりすぎていますねw 気温の低い時期ははこれだと寒そうです。locus gear soris sil レビュー ブログ 設営綺麗なカテナリーライン(懸垂線)になってます!?これだけで簡単に誰でも綺麗に張れると思います。
タープの設営に少しでも慣れている方なら一人でも簡単に設営出来ますよ!

一人でタープを張る方法はコチラもどうぞ

あとはペグの位置の微調整やガイラインの微調整でもっともっと美しくピン張りできます。
パッツンパッツンに引っ張っても丈夫です!
さらにタイアウトに付いているガイラインをペグダウンすると、少し風がある場合でも安心です。ソリスと芝の色が同系色過ぎてブロンズミストの色の良さが出ていないので、違う日の写真も。

強風が吹いている中の初設営の日の写真。
ブロンズミスト、アスペンゴールド、アルパイン・グリーンの3色選べますが、私は迷うことなくブロンズミストを選択。
入口。ローカスギア locus gear 入口中。(わかり易くと椅子を入れたが、これまた同系色でわかり難いですねw)

 

アレンジでサイドポールで一本でフロントを立ち上げ。
個人的に見た目は好みですが、サイドポール1本だと出入りが少し窮屈でした。
サイドポール一本を追加したソリスシル

 

こちらはサイドポール2本でフロントを立ち上げた、通称【パッカーン】スタイル
完全にパッカーンしないで、サイドは跳ね上げないで下に落としているのでシェルター感も残しつつ開けた雰囲気もあるので一番これが落ち着きました。ソリスシルとエリクサー パッカーンスタイルのキャンプ場後ろから見た絵。

 

長いロープを忘れた事に途中で気が付きパッカーン失敗した時の残念な絵。この後さみしくひっそりと畳みました。
パッカーンスタイルに失敗した

収納方法

特に決まりはないので、テントとかタープを仕舞う方法で良いと思います。インナーテントは無いので、幕だけの収納で、私がいつも行っている一般的な簡単な方法を紹介します。
設営した状態から片づけます。

①ロープ類を全て緩め、テンションをかけないようにする。
②ポール2本を幕から出し、ジップを全て閉める。
③最初にペグダウンした四隅以外のペグは抜く。(風がなければ一気に全部抜く)
④短辺2方向から(ジップがある面)お互い真ん中に向けて折りたたむ。その繰り返しでスタッフサックのサイズまで真ん中に向けて畳む。
Locus Gear Soris Sil ソリスシル 収納 レビュー ブログ
⑤端から空気を抜きつつ丸めていく。
⑥スタッフサックに突っ込む。

終わり。

素材的に空気がガンガン入り想像以上に大きくなって丸まっていきますが、全部丸めたらスタッフサックに気にせず放り込めます。

デメリットはあるのか?

使い方も人それぞれで完璧な商品など存在しないので、もちろんソリスシルにもデメリットはあると思います。

納期

個人的にはこちらは魅力の一つとなっておりますが、自社ファクトリーにてひとつずつ手作りされの為、当然納期が他のメーカーや商品に比べる注文のタイミングにもよりますが納期は圧倒的にかかってしまいます。

しかも大幅に納期がかからないよう一回のオーダー数が決まっており、オーダーを受け付けていない期間が結構あります。
私はオーダーしようとした前日に売り切れになってしまい、さらに数か月待ち、オーダー開始した日にやっと注文を入れられました。
さらにそこから7週間位待ち、手元に届いた時感動すらしましたねw
好きな物が届くのを待つのが苦ではない方にはデメリットではないですかね?

風に弱い

これもシェルター全般に言えることですが、どうしてもい風の影響を受けてしまう形状です。
設営時もペグを打たないと、超軽量なだけに風があるとバンバン飛ばされます。

遮光性

生地が薄いだけに、夏の日差しの下ではかなり熱いです。
閉め切るとシェルターの中はサウナ状態になります。
コットンタープと比べてしまうと酷ですが、真夏にタープ代わりに使うのはやや厳しいです。
ただ、逆を考えればメリットでもあり、秋から春には非常に使えます。

シームシール

LOCUS GEARのシェルター・タープの重要な縫合部分はダブルステッチになっており、縫針や糸の選定等により雨の侵入を妨げる様に工夫されています。
しかし、縫い目から雨が侵入する可能性がゼロではないのでシームシール処理を自分で行っていただく必要があります。
シェルター・タープを設営した状態で縫い目を塞ぐようにシームシールして行きます。
私はメーカー推奨の<シルナイロン>MacNett社 SilNetを購入。
現在米国ギア・エイド社Silicone Tent Sealant / シリコン・テント・シーラント

乾燥に24時間かかるようなので、私はキャンプの日に実施。
付属の刷毛では塗りにくいので、ピタピタの使い捨てゴム手袋をして指で塗りました。
限られたキャンプの時間と作業する根気と、ファミキャンの場合は家族の理解が必要ですw
作業は楽しかったですが、なかなか大変でもありました。

他の素材はこちら。
<タイベック、キューベンファイバー>MacNett社 SeamGrip

候補の幕を選ばなかった理由

シェルターを買うにあたり候補が何点かあり、本当にどれも買う気で調べていました。
しかし購入に至らなかったのは理由があります。
簡単にまとめてみます。
※完全に個人的な意見ですので、メーカーさんや実際に使用している方は気を悪くしないでください。

候補①【MSR パビリオン】

そもそも廃盤のため買えない。
高額なオークションやフリマサイトでの購入はありえない。
という事で却下。

候補②【tent-Mark designs サーカス720DX】

値段の安さ、中の広さ、付属品の充実、好きなメーカーさんというメリットよりも、見た目がパッとしなかったんですよね。
野暮ったさが全体にあり、素材や色ももう少し改良してほしいと思いました。
そしてなによりNORDISK(ノルディスク)もびっくりな重量。
これは車に運ぶだけでも一苦労です。
という事で却下。

候補③【ogawa ツインピルツフォーク】

オガワに見に行った時に、見た目は非常に気に入りました。素材も良い。拡張性もある。
けど店員さんが『雨が降ったら悲惨ですよ』との事。雨率80%超えの我が家には死活問題。
タープやテントならまだしも、ここまで大きく形状も複雑な幕を乾かすのは大変そう。
という事で却下。

候補④【CAMP★MANIA PRODUCTS プレシャス】

こちらもほぼ希望を満たしてくれていましたが、この高い買い物を実物を見ないで買うのは勇気が要りますね。
一度は実物を見てみたいです。
関東に展示する機会があれば是非みたい。
という事で却下。

候補⑤【LOCUS GEAR SOLIS SIL】

これだけ買った理由となります。
ふもとっぱらで一度見つけて、翌朝見にいこう!と思い朝起きたらすでに撤収されていたという残念な思い出を持ちつつ、Off the Gridで実物をじっくり見て決めました。
決め手は3つ。

機能性
見た目
応援したいメーカーか

です。
3点全ての面でパーフェクトでした

候補⑥【NEMO ヘキサライト6P

そもそも人気で買えない。
という事で却下。

修理について

お修理は購入時期、お客様の不注意で破ってしまった等事情に関わらず、いつでも受付いたします。(ただし、修理がもはや不可能な状態の場合はお引受けできません。)
まず、修理が必要な箇所の写真及び状況、状態等の説明を書いたメールをお送りください。修理が可能かどうかの判断をいたします。
修理可能と判断した場合、修理代の有無をお伝えします。簡単な修理は原則無料ですが、大幅な修理の場合、届いた物を実際確認後、修理代金をお見積り致します。
尚、修理のための往復送料はお客様のご負担となります。
LOCUS GEARより引用

良い物を長く使ってほしいというメーカーの意思が伝わってくる気がします。
これもソリス・シルを選んだ大きなポイントです!

まとめ

どうでしょうか?
ローカスギア ソリスシルの魅力を少しでも伝わりましたでしょうか?
初めてのシェルターですが、使い勝手も良くファミリーキャンパーには重要な所有満足感も半端ない逸品です!
ペグやポールを揃えると値段はそれなりにかかってしまいますが、購入して一切後悔のない家宝となるキャンプギアです。
二股ポールを使用したり等、張り方などももっともっと練習して末永く使用していきたいと思います。

出典:LOCUS GEAR

今一番欲しい物!かっこいいなー!

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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2 件のコメント

  • はじめまして!
    ちょうど私もツインポールシェルター購入を検討しており
    こちらのブログに辿り着きました。

    その後、フジカハイペッとは入手できましたでしょうか?

    私の夢も管理人様と全く同じでツインポールシェルターにフジカハイペットで
    冬キャンプをすることです!笑

    (もしくは入手困難とのことでアルパカストーブにしようか悩み中ですが…)

    できればシェルター内に4人用テントをINして密封して
    カンガルースタイルを目指したいなと思っています。

    ちなみに見た目インプレッションでの候補は3つです。

    ・管理人様と同じでLOCUS GEARの「ソリスシル」
    ・ZANEARTSの「ギギ2」
    ・VISIONPEAKSの「「TCバタフライシェルター」

    ただカンガルーで密閉を考えた場合、
    内部ツインポールを除けてテントを配置をすると
    リビングスペースがほとんど取れないんじゃないかと思い
    センターポール1本で支える

    ・SABBATICALの「スカイパイロットTC」

    が妥当かな…と思っていました。

    そこでこちらのブログに辿り着き拝読していたら
    なんとMSRのテントが映っている画像があるではないですか!

    4人用エリクサーを所有されているのですね?

    実は私もエリクサーでは無いのですがMSRの4人用パパハバを所有しております。
    きっと好みが似ているんでしょうね…笑

    そこでサイズ的にはほぼ同じ(エリクサーの方が多少大きめ)なので
    実際にソリスシルの中にエリクサーをINしてリビングスペースも確保しつつ密閉するのは、
    レイアウト的にちょっと無理がありますでしょうか?

    もしお試しになっているようでしたらご教示頂けますと幸いです!

    • コメントありがとうございます^_^
      ツインポールシェルターを検討しているとのことで、悩んでいる時は本当に楽しいですよね!

      フジカハイペットは記事にもしましたが無事購入して、冬は大活躍しております!

      MSRのエリクサー4 でのカンガルースタイルは、出来なくもないですが、サイズ的に正直厳しいです。
      パパパパでも。

      スカイパイロットTCの実物を見た事がないのですが、良さそうですね!

      少しでも参考になれば幸いです。

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    はじめまして。 tomrickです。 奥さんと子供2人がいる30代の平凡な男です。 年収も平均的、特技も無し、おまけに低学歴、たまに旅行は行けるけどいつも家計はカツカツ。 副業のカメラ転売(辞めましたw)と配送の仕事やキャンプギア等を紹介しています。